副業詐欺鑑定団の、山口です。
現在、著名人を装った広告により、詐欺の被害が多発しています。
そのなかで今回、ソフトバンクグループの孫正義を装った投資詐欺の広告が急増しています。
これらの広告は、あたかも孫正義が推奨しているかのように見せかけ、投資を促す手口です。
しかし、実際には悪質な詐欺であり、多くの被害者が個人情報を盗まれたり、金銭的な損害を受けています。
本記事では、孫正義の詐欺広告の手口や、どんな危険性があるのかを解説していきますので、
被害に遭わないためのポイントをしっかりと理解し、安全に副業や投資を行いましょう。
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もし、副業や投資のことでお悩みがあれば私が力になります!気軽にご相談ください。
孫正義を装った広告は詐欺!
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ソフトバンクグループの孫正義の名前を利用した詐欺広告が横行しています。
実際に孫正義が、ニュース番組にてこの広告について言及されている。
news23小川キャスターとソフトバンクG孫社長の対談が“偽記事”に
投資サイトを直撃、“必ず稼げる”には要注意
news23の動画 孫正義を装った詐欺広告への注意喚起
特に最近では、BerzanoTrader 6.2 Aiといった自動売買システムに誘導する広告が多く見られます。
これらの広告は、信頼性を高めるために読売新聞オンラインや日本経済新聞といった有名サイトを装ったスパムサイトで展開され、ユーザーを騙して投資登録へと誘導します。
詐欺広告の特徴は以下の通りです。
- 孫正義が推奨している投資システムかのように見せかける
- 日本経済新聞や読売新聞オンラインなど、信頼性のあるメディアのロゴを不正使用
- 登録すると、悪質業者に個人情報が渡り、電話でしつこく勧誘されたり二次被害に発展する
これらの詐欺広告の目的は、個人情報を盗み、金銭を騙し取ることです。
一度でも登録すると、後に様々な詐欺に利用される可能性が高いため、
安易に個人情報を入力しないようにしましょう。
次の章では、これらの広告をクリックした後に何が起こるのか、実際の被害例を解説します。
孫正義の広告から登録したらどうなるの?
孫正義の名前を使った投資広告を見て「本当に儲かるのでは?」と期待して登録すると、待っているのは危険な詐欺の手口です。
一見、信頼できそうな広告やウェブサイトに見えても、
その裏には巧妙な罠が仕掛けられています。
では、実際に登録するとどのようなことが起きるのかを調査します🔍
投資詐欺の手口
孫正義の広告をスクロールして、BerzanoTrader 6.2 Aiのリンクを押すと、
投資システムのサイトに飛び、名前、メールアドレス、電話番号を入力して登録を行います。
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このあと、実際に女性から電話連絡が来て、カタコトな日本語でBerzanoTrader 6.2 Aiへの登録方法や口座開設方法などの説明をされました。
ただし、このサイトも偽物であり、詐欺のためのスパムサイト(フィッシング詐欺サイト)になっています。
登録した個人情報、口座情報、入金したお金をすべて奪われてしまうことになるんです。
もし登録手続きをしたり入金まで完了させてしまうと、詐欺に気づいたとしても手遅れになってしまいます。
詐欺を行う海外業者が関与
これらの詐欺案件は、海外の無登録業者によって運営されていることがほとんどです。
日本の金融庁に登録されていない上、海外による犯行のため、国内の法律では取り締まることが難しく、被害に遭ったとしても対応が困難になります。
私が確認した中では、拠点がドバイやキプロスなどの租税回避地にあったり、日本語対応のサポートがあるが、実際には外国人が対応しているようです。
このような業者が関与しているため、身元を特定することはできず、一度支払ってしまったお金が戻ってくることはありません。
サイトにある口コミも偽物、信用してはいけない
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詐欺サイトには、あたかも「この投資で稼げました!」という口コミなどが掲載されています。
しかし、これらの口コミは全て業者側が作成した偽物です。
実際に体験談を語るユーザーのSNS情報がなかったり、
無理やり日本語に翻訳したような文体や表現が使われています。
また、Google検索で口コミを調べると出てくる情報も、海外サイトであり、同様の詐欺が行われています。
これ以上システムの情報を追うのは危険です。
孫正義の投資広告 危険な実態
ソフトバンクグループの孫正義などの著名人を使った詐欺広告の目的は、投資斡旋ではなく個人情報の搾取や金銭の搾取といった詐取です。
ここから、より具体的にどのような危険性があるのかを解説します。
推奨される投資サイトから個人情報を盗まれ、悪用される
登録フォームには、名前・電話番号・メールアドレスを入力する必要があります。
一度入力してしまうと、その情報は詐欺グループ間で共有され、悪用される可能性があります。
特に以下のようなリスクが考えられます。
- 別の投資詐欺サイトから勧誘が来る
- 闇金融や悪質な業者に個人情報が売られる
- クレジットカード情報を抜き取られるケースもある
情報を提供した時点で、次々と新たな詐欺案件に狙われるため、登録は絶対に避けるべきです。
盗まれた情報を使って不審な電話がかかってくる
個人情報が流出すると、見知らぬ番号からの営業電話や詐欺の勧誘が頻繁にかかってくるようになります。
実際に被害に遭った人の話では、以下のような電話があったとの報告があります。
- 「特別な投資案件があります」
- 「あなたの口座に未払いの利益があります」
- 「今なら出金手続きを進められますが、手数料が必要です」
これらの電話は、さらにお金を騙し取るための罠です。
また、このような電話から国際電話詐欺に巻き込まれる危険性もあります。
一度でも応じてしまうと、次々と別の詐欺案件に誘導されてしまうため、絶対に対応しないようにしましょう。
返金は不可能、業者の身元は追えない、連絡を取る手段は途絶える
詐欺と気づいた時点で返金を求めても不可能です。
詐欺業者の特徴として、連絡手段が突然遮断されたり、業者の所在地が不明で、訴えを起こせないことがあるあるです。
最初は親切に対応していたサポート担当者も、出金を求めた途端に無視を決め込むケースがほとんどです。
また、これらの詐欺業者は短期間でサイトを閉鎖し、
新たな名前で再開する焼き直しによる連鎖的な犯行が見られるので、実態を突き止めるのは極めて困難です。
まとめ:孫正義の投資詐欺広告には気をつけてください
孫正義の名前を使った投資広告は、信頼できるように見せかけた巧妙な詐欺です。
読売新聞オンラインやYahoo!ニュースを装った偽サイトが使われることもあり、多くの人が騙されています。
本記事で解説したように、これらの広告に登録すると、以下のような深刻な被害に遭う可能性があります。
- 個人情報を悪用(不正利用・売買など)されてしまう
- 被害を受けても全て自己責任となってしまう
- サポートが突然消え、返金は一切できない
詐欺の被害に遭わないためにも、冷静な判断を心掛けて、安全に副業や投資を行いましょう。
もし、本気で稼ぎたいという思いで検討していた方には残念ですが、
これ以上、孫正義に関わる情報を追うことはおすすめしません。
情報提供、感じたこと、被害、自由にコメントしてください